自動車教習所の不祥事案2(検定試験の判断)

教習所の不用事案について前回の記事で教習は時間厳守が大切と説明しました。

教習時間は全国の自動車学校、自動車教習所で一時限は50分間の教習が定められ、必ず教習時間を実施し無ければ当該教習(その教習)は有効(履修)に成りません。

教習の途中で教習を中断した場合は本来(基本)はやり直しです。

しかし、教習所や自動車学校には管理者が居ますので、管理者に判断を委ねて教習が成立する場合も有ります。

但し、中断していた教習時間(実際は3分位まで)はインターバル教習(次の開始までの時間に中断した教習時間を実施)を行えば教習が成立することも有ります。

・教習の途中でトイレに行った。

・教習の途中で衣服を変えた(二輪教習で天候が急変して雨など)

・教習の途中でコンタクトの調子が悪くなった。

など、様々なケースで教習が出来なくなった場合に中断が発生します。

再度、確認ですが、

・中断した教習時間を必ずインターバルで実施する事。
・必ず教習が成立か管理者に確認。

この二点は重要です。

教習時間(50分間)の確保(履修)は最重要です。

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検定試験は厳格にある事が大切です。

ついに?

事案が公安委員会(警察)に発覚
(昨年10月の事案が最近発覚)

卒業検定(教習所で最後に行う技能試験の事)で不正事案が有りました。

検定試験とは運転技量が一定水準(合格基準)を判断します。
免許の車種ごとに合格の基準(点数)に違いがありますが、第一種免許では70点以上が合格になります。

減点方式で100点でスタートしてゴールで70点以上が必要です。
(車種では修了検定で60点の合格基準もあります)
(車種では80点の合格基準もあります、二種免許等)

減点方式の採点ですが、途中で危険行為と言いますが、減点でなく即検定試験中止の場合も有ります。

例えば信号無視や一時停止を不停止等
かなり沢山の危険行為(一発アウト)の運転行動があります。

又、近日中にご紹介しますね。

さて、不祥事案
今回のケースでどの様な事だったか?

新聞の記事を少し掲載します。

自動車教習所(自動車学校))の二輪(大型)卒業検定で不合格となったにも関わらず、無理を言って卒業証明書を交付させたとして、虚偽有印公文書作成教唆・同行使と道交法違反(免許証不正取得)の疑いで男性(教習生)を逮捕される事案が最近(2017年8月)に判明した。

昨年10月30日、大型二輪免許の卒業検定(技能試験)を受けていた際、平均台(一本橋)から脱輪したにも関わらず、「落ちていない・・・なんとかしてくれ」などと担当検定員に主張。卒業証明書を交付させ、その後、大型二輪免許を不正に取得した疑いが持たれている。

卒業証明書を交付した自動車学校の技能検定員、業務課長、教務部長代理の男性3人についても、虚偽有印公文書作成の疑いで、書類送検。不合格者を合格したことにして卒業証明書を交付した教習所の教官らを摘発するのは全国初とみられる。

担当検定員は平均台(一本橋)から落ちた(脱輪)段階で試験を中止して不合格を告げたものの、男に押し通されて課長に相談。2人で説明したが納得させられず、教務部長代理に相談した上で、合格したことにして卒業証明書を交付したという。尚、教習所(当教習所)の責任者である管理者は不在だった。

要するに本来は不合格の受験生を合格に改ざんした事になります。

二輪車の卒業検定は課題に平均台(一本橋)が有ります。

約15メートル、幅30センチの平均台を、脱輪やエンスト、足を着かずに既定タイム以上で通ることが課題です。

普通二輪車では7秒以上のタイムで渡りきること。
(普通二輪小型限定は5秒以上)
大型二輪車では10秒以上のタイムで渡りきること。

バランスよく低速でゆっくり通過出来ることが目標の平均台。

既定タイム以下(例えば大型二輪で9秒)で渡れば減点です。
(1秒毎に減点されます)

しかし、途中で平均台から車輪が落ちたり、停止して足をついたり等した場合は、減点でなく危険行為に該当して、検定中止(不合格、一発アウト)に成ります。

今回の記事を読んで感じたことですが、明らかに平均台から落ちていれば受験者も納得して不合格を受け入れたと思います。

でも?平均台は上りの傾斜部から下りの傾斜部まで平均台の課題です。
要するにバイクの前後輪が完全に通過していないと完成(達成)したことになりません。

タイム計測は前輪が上り傾斜部から下り傾斜部までを測定しますが、
平均台を無事通過出来たかは、最後にバイクの後輪タイヤが下り傾斜部を通過するまでに成ります。

当該教習所に直接聞かなければ状況は解りませんが?
平均台の課題で検定中によく有るトラブル?(検定員と受験生の勘違い)は後輪タイヤが最後にどうなったか、非常に繊細な部分です。

滑っただけで落ちていない?
この言葉は何を意味するのか?

非常に興味深い所です。
前述した通り、最後の下り傾斜部での出来事でしたら、意見の相違も解りますね。

結局、検定員が脱輪と判断したら検定中止です。
再度やり直しは認められません。

見間違えでも検定員が判断すれば合否は覆りません。
(実際に見間違えるようなことは絶対に有ってはなりません)

検定試験(二輪車の卒業検定)はコースが決まってます。

検定試験は予め決まったコース(検定コースと言います)を完走する事が必要です。

途中で検定を中止(不完走)の場合は認められません。
完走して初めて合格基準の点数を満たせているか判断します。

コースを完走していない受験者は不合格になります。

但し、途中で道順を間違えた場合は正規のコースへ戻る事を指示されます。
正規のルートに戻るまでの走行も採点の範囲に成っています。

二輪検定時の特異事案例

・検定中にヘルメットのベルトが外れた場合
・検定中に靴ひもが解けた場合
・前方で他の車両が転倒などで走行すると危険な場合
・パイロンが整列されていない場合(前車が接触して倒した場合)
・途中から大雨になった場合(急制動)の範囲が変わります。
・バイクにトラブル(エンジン故障)があった場合

・検定コースを間違えた場合
・車種(大型二輪・普通二輪など)を間違えた場合

など、特異なことが有れば担当検定員から指示が有り途中で停止を求められ改善後に再度検定の続行となります。

検定続行か検定無効か判断が問われます。

この様な事案が発生した場合は管理者(教習所を管理している者)に報告することが必要です。

出来れば事前報告(検定を途中で中断した事)が望ましいです。
事後報告でも良いですが、必ず報告後に検定が成立するか否か判断を求めてください。

管理者が検定を成立と認めない限り、検定は成立しません。

もし不合格に成れば再度検定の受け直しに成ります。

不合格者は必ず補習教習(1時限以上の教習)を行ってから再検定の受講に成ります。

以上です。

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